ストーリー松本江里加印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする
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お昼前、母親(33)は「いつも通りに」家を出た。 7歳と5歳の娘2人を車の後部座席に乗せて、予約を入れてある歯医者へ。慣れた国道だった。 出発から2分後。車は対向車線をはみだし、路線バスに正面衝突していた。 車内で折り重なる娘たち。救急搬送されたが、そのまま息を引き取った。母親は一瞬で、最愛の娘たちを失った。 「なぜ事故を起こしたか、わからない」 母親がそう繰り返した裁判のやりとりから、事故の原因を探る。面倒見のいい長女、活発な次女 ◇ 起訴状によると、事故が起きたのは昨年8月18日の午前11時9分ごろだった。 母親は福岡市早良区の国道263号で軽乗用車を運転中、対向車線を走っていた路線バスに衝突。娘2人を死亡させたほか、バス運転手や乗客ら4人にけがをさせたとされた。自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致死傷)の罪に問われた。 母親は毎回、上下とも黒のスーツで法廷に立った。 事故で重傷を負い、右足は医療器具で固定されていた。 小学生の長女は面倒見がよく明るい性格で、足が速く、果物が好き。 小学校に上がる前の次女は活発で人の気持ちが分かる性格。歌って踊ることが好きだった……。ジュニアシートを着けていれば… 母方の祖父は2人の孫について、証人尋問でそう説明した。 あの日、長女は助手席側の、次女は運転席側のそれぞれ後部座席に座っていた。 歯医者の予約は午前11時半だった。被告が家を出たのは、ドライブレコーダーの記録では11時7分。片道は20分ほど。 たとえ遅れても予約時間から…この記事は有料記事です。残り1895文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人松本江里加西部報道センター専門・関心分野地方、子どもの権利、福祉など関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする






