ストーリー「いくつまで生きる?」父に尋ねた息子 母への手紙はつづられぬまま山口慶大 鎌形祐花印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする
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ともに刻んでいくはずの家族の時間は、あの日、突然絶たれた――。名古屋市南区の交差点で、横断歩道を渡っていた男女2人が85歳の男が運転するマイクロバスにはねられ、死亡した事故から29日で1カ月。「懸命に生きていた息子の命が、なぜ奪われなければならなかったのか」。亡くなった田中新(あらた)さん(35)の両親は、癒えぬ悲しみの中にいる。85歳運転バス事故、業界に与えた動揺 高齢者頼みの送迎現場はいま 5月29日朝。新さんは「おはよう」と声をかけ、仕事に出かける父親(67)と、付き添う母親(66)を見送った。 新さんには自閉症スペクトラムの特性があり、平日は週3日ほど、名古屋市千種区の自宅から南区の「自立支援センターるっく」に通い、商品包装の箱づくりといった仕事をしていた。この日も地下鉄に乗ってセンターに向かい、夕方まで作業をした。締めくくりは「いつも美味しいご飯、ありがとう」 事故にあったのは、センターを出た後のことだ。なぜか、駅に行くのとは逆方向に向かって横断歩道を歩いていた。 帰り道にスーパーのイートイ…この記事は有料記事です。残り1541文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません
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