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スタジオジブリのアニメ映画「火垂(ほた)るの墓」が、大手動画配信サービスNetflixで4カ月間限定で配信されています。1988年公開の作品を見た現代の小学生は、どんな感想を抱くのでしょうか。都内で開かれたワークショップでは、子どもたちがメモを取ったり、耳を押さえることはあっても画面から目を離さなかったりと、真剣に映画と向き合いました。耳をふさぎ、ハンカチで顔を覆う子も映画「火垂るの墓」は、作家・野坂昭如(あきゆき)さんが太平洋戦争での神戸大空襲の体験をモチーフに書いた同名小説が原作です。空襲で家も母親も失った14歳の清太と4歳の節子の兄妹が懸命に生きる姿を描く作品で、脚本・監督は高畑勲さんが務めました。「昭和20年9月21日夜、ぼくは死んだ」映画は、清太が駅構内で息絶える場面から始まります。7月にNetflixで開かれたワークショップでは、上映が始まるとすぐに、それまで友達と笑って話していた子どもたちが真剣な表情でじっと画面に釘付けになりました。子どもたちは、空襲のシーンでは耳をふさぎながら見たり、清太が節子を火葬した場面ではハンカチで顔を覆ったり、つらい描写に向き合いながら視聴を続けていました。「戦争ってなんであるんだろう」映画を見て考えたことワークショップには、午前の部と午後の部合わせて約30人の小学5、6年生が参加。まずは一人ひとりが映画の感想を紙に書き出し、その後グループで感じたことを話し合いました。「清太と節子の家は焼けたのに、おばさんの家はなんで壊れてないの?」「おばさんがいじわるで性格が悪いと思った」「節子はなんでおはじきを食べちゃったの?」3~4人ずつのグループに分かれ、印象的だった場面や素朴な疑問を語り合います。議論は盛り上がり、終了予定時間になっても「あと5分ほしいです!」とリクエストも飛び出しました。最後に、子どもたちは作品をまだ見ていない友達に伝えるための「紹介カード」に記入し、発表しました。「この映画は、清太と節子の生きる力と、戦争はよくないこと、たくさんの人の命を奪うことを描いています。もし戦争が起こったら、自分の大切なものや家などがなくなったり奪われることが起きます。この映画は、戦争のことを知りたいときに見たほうがいいと思いました」「戦争ってなんであるんだろうと思いました。また、無駄だなって思いました」「この映画は戦争ものだけど、全部のシーンが悲しい、怖いだけじゃない」「自分が生まれる前に、どこへ行っても火が飛び交う世の中だったことをこの映画で知りました」「『私って不幸』という人にぜひ見てもらいたいなと思っています。普通の幸せが一番で、幸せが当たり前ではないと思うからぜひそういう人に見てもらいたいです」年齢によって「視点」が変わるワークショップは、映画情報やレビューなどを発信しているメディアなどが主催し、Netflixと小説「火垂るの墓」版元の新潮社が特別協賛しました。新潮社コンテンツ事業室室長の矢代新一郎さんは「火垂るの墓」について、「勇ましい戦争映画とは全く違います」と話します。「大人が戦場で戦う映画と違い、出てくるのは4歳と14歳。子どもたちに見てもらうのがふさわしいのではないかと思いました」矢代さんは、子どもたちの感想で「幸せが当たり前ではない」という言葉が印象的だったといいます。「それは(監督の)高畑さんが意図した目的のひとつじゃないかなと思います。今でもみんなに響くんだということを強く感じました」映画「火垂るの墓」は国内では長らく配信されていませんでしたが、戦後80年を迎えた昨年、Netflixで期間限定で配信され、大きな話題を呼びました。今年も7月15日から4カ月間限定で配信しています。矢代さんは、子どもの頃に見たという人に大人になってからも見てほしいと呼びかけます。「この映画のいいところのひとつは、見る年齢によって視点が変わっていくことです。最初は子どもの視点で見ていたのが、親の視点になるなど変化していきます。親御さんは子どもと一緒に見るとまた違う気づきがあるということも伝えていきたいと思います」ニュースが身近になるメディア「withnews」https://www.asahi.com/withnewsTikTokアカウント:https://www.tiktok.com/@withnewsYouTubeアカウント:https://www.youtube.com/@withnewschannel






