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■谷田恵一のシネマイグネ 小学校6年生だった1973年、ラジオの深夜放送「南こうせつのオールナイトニッポン」から流れた音楽で体に電気が走った。人が感動する時に体に電気が走るというが、まさにそんなことが僕のベッドの上でおきた。 その歌はビートルズの「イエスタデイ」。ギターの前奏からポール・マッカートニーの歌が聞こえてきた時、僕は大人になった気がする。 それからは寝ても覚めてもビートルズ。ラジオを録音したカセットテープを何度も何度も繰り返して聴いて、レコードも買ってもらった。中学生になってからは、だいたいの歌をそらで歌えるようになった。 映画館のせがれはレコードだけでは飽き足らず、映画でビートルズを見たく、父にせがんで「ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!」(ア・ハード・デイズ・ナイト)「ヘルプ!4人はアイドル」を上映してもらい、仲間とワクワクして見た(今思えば、まだビデオも一般化していない時代になんとぜいたくなことを!)。 昭和40年代に「田舎の都会」で育った僕は本と映画がライフスタイルの先生だった。とりわけビートルズは音楽だけではなく、服装や会話のセンスもまた素敵な4人だから、おおいに参考になった。 よくポール派? ジョン派?…この記事は有料記事です。残り496文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする






