高級ホテルになった京都の小学校校舎で盆踊り 地域の宝を再び地域に2026年8月5日 17時00分日比野容子印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする
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ラグジュアリーホテルとして生まれ変わった京都・東山の旧小学校校舎で、8月9日夜、盆踊りが企画されている。オーバーツーリズムが問題となる中、かつて京都の町衆がお金を出し合って創設した小学校を再び開き、観光がもたらす恩恵を地域に還元する試みだ。 「ザ・ホテル青龍 京都清水」は、観光客の往来の絶えない清水坂の中腹にあり、八坂の塔(法観寺)を望む。ここには2011年に閉校した京都市立清水小学校があった。1869(明治2)年に開校し、1933(昭和8)年に移転・新築。20年にホテルとして生まれ変わった。フランス料理界の巨匠、アラン・デュカスが手がけるレストランを併設する。 今では芝生ガーデンとなった旧校庭にやぐらを設け、宿泊客、観光客、地域の住民が輪になって、盆踊りを踊るという企画だ。冷やしそうめんなどの屋台も出るほか、館内の旧音楽室や旧講堂などの見学もできる。子どもへの投資こそ 明治維新は、京都にとっては困難な時代の幕開けだった。人口が急減し、産業も衰退。「まちの未来」を託そうと、町衆らが力を入れたのが子どもの教育だった。「番組」と呼ばれた住民自治組織ごとに京都市内に64カ所の「番組小学校」を創設。明治政府の学校制度に先駆けた、国内初の学区制小学校だった。 そんな番組小学校の流れをくむ小学校も、児童数の減少で閉校を余儀なくされた。そこで京都市は、都心部にある旧番組小校舎を、地域のシンボルとして保存・活用し、歴史を未来に伝える試みを進めている。このホテルのほか、京都国際マンガミュージアム(旧龍池小)や京都芸術センター(旧明倫小)、高瀬川のほとりに立つホテル「立誠ガーデンヒューリック京都」(旧立誠小)がある。 旧清水小の校舎は、昭和初期に流行したスパニッシュ様式が特徴的な建築だ。当時の子どもが彫刻刀で落書きした階段の手すりなども、大切に残されている。 卒業生からは「久しぶりに行ってみたい」と多くの問い合わせが入っているという。セールス&マーケティング部の伊吹華さんは「長きにわたり地域の宝として大切にされてきた場所。何かご恩返しがしたいと地域のみなさまと話し合ってきた。真夏の夜のひととき、輪になって踊り、楽しんでいただけたら」と話す。 午後6時~9時で、出入りは自由。雨天の場合は翌日に延期。来場者多数の場合は地元客を優先し、入場規制を行う可能性もある。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人日比野容子京都総局|経済(京都・滋賀)専門・関心分野オーバーツーリズム、鉄道・交通政策、歴史文化、医療・介護、クラシック音楽、スキー、料理、欧州など関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする






