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京都市上京区の住宅街にある老舗の銭湯「山城温泉」。日が暮れると近所の人がおけを抱えてやってくる。閉店後の深夜、風呂の汚れを落とすのは住み込みの大学生たちだ。 シュッ、シュッ。午前1時すぎ、客が引き揚げた浴室に、ブラシで床を磨く音が響く。汗を手で拭いながら、洗い場やサウナを手際よく掃除するのは、同志社大文学部4年の佐野拓海さん(22)だ。大学1年の冬に住み込み始めた。「風呂場は年中蒸し暑いけれど、もう慣れました」と、慣れた手付きで深夜の掃除に励む佐野拓海さん=2026年3月19日午前1時32分、京都市上京区下横町、佐藤道隆撮影 きっかけは、サークルの友人と銭湯を訪れたことだった。脱衣所でチラシが目に入った。「銭湯住み込みアルバイト、募集!」。面白そうやん。すぐ見学を申し込んだ。脱衣所に貼られている下宿生募集のチラシ=2026年3月21日午前1時5分、京都市上京区下横町、佐藤道隆撮影 見せてもらった部屋は、銭湯…







