インタビュー広がらぬ部活動の地域展開 教育福祉の視点で人と金を 研究者の見方聞き手 編集委員・宮坂麻子印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする
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スポーツ系、文化系ともに部活の大会が行われる夏。福島県の磐越道でマイクロバスが衝突し、北越高校(新潟市)のソフトテニス部員らが死傷した事故を受け、自治体や学校は移動手段などの見直しに動いている。国が主導する地域展開もなかなか広がらない中、今後の部活動はどうしていけばいいのか。部活動を研究する青山学院大学の西島央(ひろし)教授に聞いた。「頼むよ」「仕方ない」ではすまない時代 ――夏休み、部活動の練習試合や合宿が各地で開かれます。北越高校の事故を受け、移動手段への注意もありますが。 あの事故は、いち私立高校の部活動の遠征の問題だけでなく、学校の教育活動全般のあり方にも関わる大きな課題を示したと思います。 学校の教育活動を3重の円で示すと、中心に教科や行事のような教育課程内の活動があり、その外に部活動や課外授業のような教育課程外の教育活動、さらに外側に地域社会や家庭と連携した教育があります。 ほとんどが、学校の責任となる教育活動です。ところが、それぞれ本来ならどれだけのお金と人手を充てる必要があるのか、という議論がされないまま来てしまった。 部活の送迎や学校行事も、学校側は地域の業者や保護者らに「頼むよ」で済ませ、引き受ける側も「もうけはなくても学校だから仕方ない」といった文化が長年、根付いてきました。例年通りのお願いとわずかな謝礼で済ます。そうして成り立ってきた面もあると思うのです。 ――物価高騰や人手不足、リスク管理の問題が持ち上がり、これまで通りでは済まなくなってきたということですか。 そうです。国主導で中学の部…この記事は有料記事です。残り1162文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人宮坂麻子編集委員|教育・こども担当専門・関心分野教育・こども関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする






