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「高額療養費制度がなかったら暮らしていけない」 東北地方に住む会社員の女性(51)は、高額な医療費に向き合う日々のなかで、そう感じている。 女性は2023年に血液がんの一種、多発性骨髄腫と診断された。病気の影響による大腿(だいたい)骨骨折の治療に始まり、抗がん剤治療、その後、あらかじめ採っておいた自身の造血幹細胞を移植する治療を受けた。 治療は高額療養費の対象になり、直近12カ月間に自己負担額が上限に達した月が3回以上あると、4回目以降の上限額がさらに下がる「多数回該当」も適用された。しかし、1年以上仕事を休まざるを得ず、収入は減り生活はギリギリだった。一人暮らしの自宅から、一時的に実家に身を寄せ、生活費を抑えてなんとかなった。 ようやくフルタイムで復職できた24年秋、高額療養費の自己負担上限額引き上げのニュースを目にした。当初案では、多数回該当の金額も引き上げが示されていたが、患者団体の訴えを受けて案は一時凍結された。改めて示された26年夏からの引き上げ案では、多数回該当の金額は据え置かれ、安堵(あんど)した。「生きている限り医療費はかかる」 現在は、治療効果を保つため…この記事は有料記事です。残り1426文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人松本千聖くらし科学医療部専門・関心分野医療、子どもや女性の健康、子育て関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする






