インタビュー「なぜ私だったのか」答え求め 加害者と対話を続ける性暴力被害者編集委員・大久保真紀印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする

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性暴力加害者たちと対話を続けるサバイバーがいる。横浜市在住の写真家、にのみやさをりさん(56)だ。24歳のときに性暴力被害を受け、「なぜ、私だったのか」「どうしてこんな目に遭わなくてはいけないのか」と苦しみ続けてきた。性加害者への再犯防止プログラムに取り組む精神科クリニックがあるのを知り、その答えを求めて自ら「加害者と対話したい」と申し出た。それから9年、加害者たちと向き合い続けている。 にのみやさんが被害にあったのは、1995年1月。大学を出て、美術系の出版社に勤めて1年も経たないころだった。 夜遅くまで仕事を教えてくれた編集者の上司からレイプされた。 その日はどう帰ったかも記憶がない。 会社に訴えると、加害した上司を辞めさせるのと引き換えに、上司の仕事を引き継ぐよう言われた。 嫌だったが、夢だった仕事をあきらめるわけにはいかない。「自分は大丈夫」と言い聞かせて、3カ月間、引き継ぎ業務をした。その間も、被害は続いた。 加害者は業界では有名な編集者だった。周囲からは「ウソでは?」「あんな立派な人がそんなことをするわけがない」などと言われた。 「私にも落ち度があった」「私が悪いのだ」。自分にも生じていた思いだったが、周囲から心ない言葉をぶつけられ、それらはより深く刻印された。 上司が辞めた後、気づくと、信号機の赤と青がわからない、色のない世界が広がっていた。ある日突然、モノクロの世界に 「自分は狂った」。友人に泣…この記事は有料記事です。残り1742文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人大久保真紀編集委員専門・関心分野子ども虐待、性暴力、戦争と平和など関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする