現場からずれ落ちた道路、崩れた橋、つぶれた家…空から見た熊本地震の被災地2026年7月29日 11時21分専任記者・千種辰弥印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする

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熊本県を中心に最大震度7の地震が襲ってから一夜明けた29日朝、被災地の上空をヘリで飛び、取材した。 まず向かったのは、県南部の八代市を走る南九州自動車道の八代ジャンクションだ。 高架になっている路面が、橋脚部分で大きく上下にずれている。その段差は1メートル以上はあるだろうか。 近くでは、球磨川に架かっている橋の一部も中ほどで折れて崩落し、水中に沈んでいた。 ずれたり折れたりした部分から、車や人が転落していないだろうかと心配になった。 次は、すぐそばの日本製紙八代工場へ。 煙突3本が大きな被害を受けているように見えた。1本は根元から折れて先端が地面に突き刺さり、もう1本は折れた部分が地面に横倒しになっていた。別の1本は途中で折れており、揺れの激しさを物語っていた。 この工場では7人が安否不明になっているといい、消防隊員らが屋根の上で救助活動を続けている姿が見えた。 一刻も早くすべての人が救助されてほしい。上空からは願うだけで、もどかしい思いが募った。 八代市内や北隣の氷川町では、多くの住宅が被害を受けていた。 屋根瓦がずれ、下から茶色い土がむき出しになっている家があちこちにあった。中には、屋根が落ちて穴が開いた家も見えた。 八代神社では、拝殿が上から押しつぶされたような状態で屋根が地面に落ちていた。鳥居や灯籠(とうろう)は倒れ、ばらばらになっていた。 氷川町内では、断層があるとされる場所の近くで、南北に走る長い亀裂も確認できた。亀裂は住宅街から川を横断して山まで続き、亀裂上の建物の多くが被害を受けていた。 傷ついた建物はもっと多いはずだが、上空約500メートルからだと十分に見えない。いち早く救いの手が届くことを願い、約2時間半のフライトを終えた。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人千種辰弥大阪社会部次長|災害担当専門・関心分野災害、気象、気候変動関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする