現場から熊本地震の活断層か地表にくっきり 新幹線も断層上で停車、現地ルポ編集委員・佐々木英輔 杉浦奈実 竹野内崇宏印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする
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想定されていた場所に、地面のずれが現れていた。熊本県を襲った震度7の地震から一夜明けた29日、朝日新聞社機あすかで八代市上空を飛ぶと、活断層に沿って高速道路に段差ができ、地面がひび割れている様子が見て取れた。専門家は、震源になった活断層「日奈久(ひなぐ)断層帯」が地表に現れたとみている。10年前から警戒されていた活断層、熊本の「日奈久断層帯」とは? 日奈久断層帯は、10年前に地震を起こした布田川(ふたがわ)断層帯から連なる活断層で、熊本平野の南端を北東―南西方向に通って八代海へと抜ける。今回の本震や余震の震源は、この断層に沿って分布している。 活断層の地図を見ると、九州道の八代インター付近で2カ所、活断層と高速道路が交差するところがある。上空から見ると、2カ所の上下線とも、道路の継ぎ目となる位置が食い違うように、大きな段差が生じていた。どちらも山際から平野に道路が出るあたりだ。 このうち南側の八代ジャンクション付近では、平野側が大きく落ち込んでいた。その延長線上では、地面に複数の亀裂が生じていた。高速道路の段差と一直線上に並んでいるように見える。 そこから500メートルほど南東には、活断層が九州新幹線と交差する場所がある。まさにその位置で、新幹線の車両が停車したままになっていた。 すこし北に位置する氷川町でも、氷川が山際から流れ出るあたりで、堤防や付近の住宅地にずれが生じていた。ここも、地図上で活断層が引かれていた付近だ。 地震時に地表に現れた断層のずれは「地表地震断層」と呼ばれ、10年前の地震でも確認された。活断層に詳しい広島大の後藤秀昭教授は写真を確認し「活断層が知られていた位置とほぼ同じで、まっすぐ伸び、右横ずれの特徴もある。今回の地表地震断層で、日奈久断層帯が活動したと考えられる」と話した。 一方、地上から八代インター…この記事は有料記事です。残り1378文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人佐々木英輔編集委員専門・関心分野災害、環境、リスク、自然と社会杉浦奈実くらし科学医療部|文部科学省担当専門・関心分野生物多様性、環境、科学関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする






