有料記事文・伊藤隆太郎 デザイン・中田竜成2026年4月14日 11時00分印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする 熊本地震は前例のない地震だった。2016年4月14日夜に、九州で初めてとなる最大震度7の地震が発生。16日未明に最大震度7のさらに規模が大きい地震が発生した。
[PR]
震度7が28時間で連続する地震は国内で初めてだった。これがきっかけとなり、気象庁などは大地震後に連続する地震を「余震」と呼ぶことをやめた。「これ以上の大きな地震は起きない」と受け取られるからだ。 政府の地震調査委員会は、熊本地震を「布田川断層帯」と「日奈久断層帯」の活動によると評価している。断層帯とは、これまで繰り返し活動し、将来も活動すると考えられる「活断層」の集まりだ。 活断層による内陸型地震は、地下の震源が比較的浅く、木造家屋に大きな被害をもたらす周期1~2秒の「キラーパルス」と呼ばれる波が出やすいため、局地的に甚大な被害をもたらす。 一連の地震回数は4500回以上となり、その多さは熊本地震の特徴の一つだ。 やまぬ地震は避難者にとって強いストレスになり、車中泊を選ぶ人も増えた。足が伸ばせず、血管に血の塊ができて詰まるエコノミークラス症候群を発症する人もいて、「地震で助かった命」が失われるケースが相次いだ。 地震による死者は278人。このうち災害関連死が228人と8割を占め、関連死対策は国全体の課題として改めて浮上した。 地震直後と復興途中、現在を上空からの写真で比較した。 熊本城では建物の倒壊・半壊が相次いだ。 石垣の崩落は全体の1割に及び、約10万石の積み直しが必要とされる。天守閣などは復旧したが、城の完全復旧は2052年度の予定だ。 熊本市が掲げるキーワードは「見せる復旧」。「空中回廊」とも呼ばれる特別見学通路もでき、復旧の様子を観光資源として活用する。24年の入園客は142万人で地震前の水準にほぼ戻った。 崩落した阿蘇大橋は、渓谷に…この記事は有料記事です。残り387文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人中田竜成デジタル編成本部 | デザイナー専門・関心分野グラフィックデザイン関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする






