深掘り編集委員・武田耕太印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする
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大阪府の中井美恵さん(63)にとって、娘の佑美さん(27)を医療機関に連れて行くことには、いつも高いハードルがあった。 佑美さんには知的障害を伴う自閉症があり、パニックになると物を壊すなどの「強度行動障害」もあった。 音や光などの刺激にも敏感で、何をされるのかわからないことに強いストレスを感じ、病院に行くのを怖がった。 まだ自閉症と診断される前の幼少期。のどの奥を診察する際、舌を押さえる「舌圧子(ぜつあつし)」という器具を口に入れられた瞬間、驚いてかんでしまい歯が折れた。背中にあてられた聴診器の冷たさが恐怖だったのか、体を抱いていた中井さんの腕にかみついた。障害のある人にとって、医療につながることは簡単ではない。そんな声を取材で聞くことが少なくありません。そこにはどのような課題があるのか。相模原市の「津久井やまゆり園」で19人が殺害された事件から10年になるのを機に、考えました。 中井さんは佑美さんを医療機…この記事は有料記事です。残り2077文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人武田耕太編集委員専門・関心分野医療・健康、こども政策関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする






