牛の皮が革になり、ランドセルへ 畜産農家やタンナーを追った写真家2026年7月25日 13時00分室矢英樹印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする
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牛の皮が革になり、ランドセルになる――。畜産農家やタンナー(製革業者)らの仕事に迫った写真展が、兵庫県たつの市の市総合文化会館赤とんぼ文化ホールで開かれている。出展したのは市出身の写真家、上吉川祐一さん(47)だ。 上吉川さんは高校を卒業後、地元のフォトスタジオ勤務を経て2006年、市内に薬師山写真館を開いた。企業広告のほか、結婚式や七五三の記念写真を手がける。 「表現者として地元の役に立てないか」。そう考えたとき、着目したのが一大産地として知られる地元の皮革業だった。タンナーや畜産農家らの元に通い、十数年にわたって撮影を続けてきた。 「顔はいい。手だけだ。俺よりも、仕上がったものを撮ってくれ」。そう言って当初は撮影を拒んだ職人も、次第に被写体になることを受け入れてくれたという。 24年に東京で写真展を開くと、「ストーリー性がある作品だ」と編集者の高橋佐智子さんの目にとまり、写真集「かわと生きる」(ulus publishing)を出版した。25年に出した写真絵本「手から手へ、皮から革へ。牛革のランドセルができるまで」(文一総合出版)は、こども家庭庁などが主催する今年度の児童福祉文化賞を受賞した。 今回の写真展は、受賞作に収められた作品から47点を紹介する。その一つに、食肉処理された牛の皮に防腐のためたっぷりの塩をかけた写真がある。添え書きには「牛1頭分の皮に使用される塩は、約20キロ」とある。 上吉川さんは「私たちは生き物のいのちに支えられ、生かされている。このことを感じてもらえれば」と話す。写真展は8月2日まで(7月27日休館)。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人室矢英樹姫路支局専門・関心分野花火、原発・エネルギー、貧困、多死社会関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする






