インタビュー聞き手・編集委員 宮坂麻子印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする

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「夏休みのうちに復習を」とつい言いたくなる季節――。 慶応大名誉教授で、子どもが言語を学習する仕組みなどを研究してきた認知心理学者の今井むつみさんは、「勉強しなさい」「なんでできないの」と繰り返すことが、学習に意欲を持てない「学習性無力感」に陥らせると指摘します。AI(人工知能)時代に必要な「学ぶ力」を聞きました。【今井さん登壇】7月28日午後2時から「未来の先生フォーラム」オンライン無料開催「死んだ知識」と「生きた知識」 ――知識には「死んだ知識」と「生きた知識」があるそうですね。 認知科学には「不活性な知識」という言葉があります。知っていても使えない知識のことです。例えば、2025年に公立中学の3年生に「1000分の1+1000分の1」の答えに最も近い数を「0・1・2・2000」の4択で選ぶテストをしました。計算しなくても、正解は「0」。 全国学力調査の数学の成績による3段階の集団でみると、上位の平均正答率は87.2%、中位で44.7%、下位は14.9%。中位も半数以上が間違え、下位は「2000」と「2」の解答が4割ずつでした。 「1000分の1」は知っているし、分数の計算も覚えた。でも数の概念が理解できていない。「勉強しなさい」とお尻をたたき、知識の引き出しをたくさん作っても、必要な時に出して結びつけること(認知科学でいう「記号接地」)ができなければ、生きた知識にはなりません。【今井さん登壇】9月25日「GOOD LIFE フェア」会場でポッドキャスト公開収録予定 ――「山頂から貝殻がたくさ…この記事は有料記事です。残り1706文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人宮坂麻子編集委員|教育・こども担当専門・関心分野教育・こども関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする