インタビュー恥ずかしくて聞きにくいおしりの悩み いぼ痔とその痛み、どうすれば聞き手・後藤一也印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする

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統合失調症で通院している30代の娘が、いぼ痔(じ)をきっかけに肛門(こうもん)痛が残り、座ることも難しくなった。ブロック注射も効かず、どうしたらいいか――。医療相談のコーナー「どうしました」に、こんな相談が寄せられました。東葛辻仲病院(千葉県我孫子市)の松尾恵五院長に聞きました。 Q 痔にはどんな種類がある? A 日本人の3人に1人はおしりの病気を持つと言われています。おしりの病気の代表的なものは大きく三つあり、いぼ痔、切れ痔、痔ろうです。 いぼ痔はおしりの内側や外側にいぼ状のふくらみができます。 切れ痔は肛門の皮膚が切れる病気で、排便のときに強い痛みがあります。繰り返すと慢性化して治りにくくなり、手術が必要になることもあります。 痔ろうは、肛門の周囲に細菌が入り込み、腫れて激しく痛み、うみのトンネルができる病気です。いぼ痔のもとは誰もが持っている Q いぼ痔の原因は。 A いぼ痔は、内痔核と外痔核に分かれます。おしりの穴の内側にできるいぼ状のふくらみが内痔核で、気付かないうちに進行してトイレで鮮やかな赤い血が出て気付くことが多いです。 外痔核は肛門の外側にできるいぼ痔で、血栓を作った場合に痛みを感じます。 誰もがいぼ痔のもとになる組織を持っています。肛門の近くに細い血管が集まった部位で、「肛門クッション」と呼ばれています。肛門のしまりを保つのに重要な役割を果たしています。 そこに強い力が加わり、ふくらんで下に出てくるといぼ痔になります。力仕事をする人や、便秘ぎみで排便時に強くいきむ人、長時間立ちっぱなしや座りっぱなしといった人は注意が必要です。まずは便を硬くしない食事、温浴、薬から Q いぼ痔の治療法は。 A まずは保存療法です。十分な水分と、野菜や海藻、豆類などの食物繊維をとって、便を硬くしないよう、食生活を見直します。また、適度な運動をする、38~40度の風呂でおしりを10分ほど温めるのも効果的です。座薬や軟膏(なんこう)を使い、炎症を抑えます。 中等度のいぼ痔には、薬を注射していぼを固める治療が広がっています。2005年に公的医療保険の対象になりました。体への負担が少なくてすみます。ただ、内痔核が対象で、外痔核は対象外となります。 いぼ痔が肛門の外側にかなり出て重症化すると手術を検討します。いぼを切り取る手術が一般的で、根本的に治すことができます。肛門の痛み、原因と対処法は Q 痔によって肛門痛が残る原因は。 A 痛みが残る原因の一つと…この記事は有料記事です。残り756文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人後藤一也くらし科学医療部|医療担当専門・関心分野科学、医療関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする