インタビューつわり特化薬、開発開始に「待ってました」 医師が語る悪阻の過酷さ田中ゑれ奈印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

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妊娠初期の体調不良の代表例であるつわり。ごく軽い人もいれば、重症化した「妊娠悪阻(おそ)」に苦しむ人もいます。SNSやブログで情報発信を続けている産婦人科医のやっきーさんは、日本でつわり特化薬の開発が始まったことを歓迎します。【連載】オトナの保健室【特集ページはこちら】ジェンダーを考える Think Gender ◇ 妊娠初期に起こる吐き気や嘔吐(おうと)を「つわり」、それが重症化した状態を「悪阻」と呼びます。食事がとれないせいで体重が妊娠前から5%以上減ったり、糖分不足を示すケトン体という物質が尿に出たりするのが一つの目安ですが、悪阻に明確な診断基準はありません。 なかには妊娠中期に入っても終わらず、出産するまで気持ち悪さが続く人もいます。原因の究明も徐々になされ始めていますが、いまだに全貌(ぜんぼう)は明らかではなく、現時点ではいわゆる「体質」と説明するほかないのが現状です。 悪阻になると脱水症状や、血液中のミネラルバランスの乱れである電解質異常などが生じ、重い場合には不整脈が出現することがあります。ビタミンB1不足で脳の細胞が働かなくなり、意識障害や運動障害が起こる「ウェルニッケ脳症」に至ることも。 この段階できちんと点滴などでビタミンを補充しないと、記憶障害など後遺症が残ってしまう場合もあります。これは産婦人科医として絶対に避けなければならない事態です。重度妊娠悪阻で見た地獄 「諦めようと言ってくれたらどんなに楽か」 個人的には、自宅で過ごすことが難しいと感じたら入院、という判断でいいと思います。「入院までは」と遠慮する妊婦さんも多いですが、まずは医師に相談してください。通院で点滴するだけでも、水分や糖分、ビタミンの補充はある程度可能です。中絶や自死を考える人も 悪阻そのものが、ただちに妊…この記事は有料記事です。残り1241文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

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この記事を書いた人田中ゑれ奈文化部専門・関心分野美術、ファッション、ジェンダー関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする