憧れの先輩は巨人・増田選手 明秀日立を引っ張った主将、涙で夢託す2026年7月23日 18時05分後藤隆之印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする

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(23日、第108回全国高校野球選手権茨城大会準々決勝 明秀日立8―9常総学院=延長十回タイブレーク) 巨人の坂本勇人選手らを育てた昨夏覇者の明秀日立・金沢成奉監督は試合前、こう語っていた。「彼のキャプテンシーがここまで引っ張ってくれた」 彼とは、主将の脇山琉維(3年)。昨夏の甲子園に下級生で唯一出場し、今夏、2本塁打を放つ強打の1番打者だ。常総学院戦も、盛り上げるのは脇山だった。 1点リードされた二回表2死三塁。フルカウントから内角の直球を振り抜き、右翼線へ運んだ。「まだここから。次の1点」。同点打を放っても、冷静さを保っていた。 日立市出身で、明秀日立のグラウンドまで車で15分。当時高校生だった巨人の増田陸選手が好きで、「勝負師」の金沢監督にもひかれた。小学生時代から明秀日立に入学を決めていた。 チームは全国から個性豊かな選手たちが集まる。昨夏の甲子園では敗れ悔しさを知った。主将に指名されたが、昨秋は県大会で3回戦敗退だった。昨冬に会った増田選手からも「キャプテン大変だと思うけど、腐らず」と激励された。腐ることはなく、夏は背中でプレーを見せてきた。 第1シードの土浦日大を破り、延長十一回タイブレークの末に水戸葵陵に勝利した。試合を重ねるごとに選手は勢いに乗り、準決勝までたどりついた。 常総学院戦では、好守備も見せた。途中でリリーフ登板した山田悠月(2年)が好投し、もり立てて勝利を呼び込みたかった。だが、延長十回タイブレークで逆転負けを喫した。 試合後、涙がとまらなかった。茨城大会連覇と日本一をめざす金沢監督の期待に応えたかった。自分を信じてくれた「最高の仲間」とその夢をかなえたかった。「この夏の経験を生かし、日本一をかなえてほしい」。今大会屈指のリードオフマンは、大きな夢を後輩に託した。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする