インタビュー黒田健朗印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする
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自主制作映画ながら全国に人気が広がり、昨年の日本アカデミー賞最優秀作品賞に輝いた「侍タイムスリッパー」。時代劇の撮影現場を描いた作品だが、その劇中劇「心配無用ノ介 天下御免」が全6回のドラマとなり、BS-TBSで木曜夜11時から放送中だ。映画同様に脚本や撮影を手がけた安田淳一監督は「この時代に勧善懲悪の時代劇が作られたということ自体が見どころ」と話す。 「それが御政道をあずかる武士の言うことかい? 恥を知れ。断じて許さん!」。7月16日放送の第1話の山場。「金などいくらでも民草からむしりとればよいのよ」と庶民を軽視する言葉を吐き捨てた悪徳武士に対し、主人公の御家人・心配無用ノ介(田村ツトム)はたんかを切る。そして正義の刃を振るい、悪を討つのであった――。 安田によると、当初の演出プランは「歌舞伎的にかっこよく」だったが、実際の撮影では「怒りでグーッと頭に血がのぼり、落涙一歩手前になる」ように、より無用ノ介の感情を込めたものに変更したという。なぜなのか。 映画のスピンオフとなる本作は、応援してくれたファンへの恩返しの気持ちから、京都・太秦映画村での撮影風景が公開された。観衆はかたずをのんで撮影を見守り、シーンにOKが出ると割れんばかりの拍手や声援を送ったという。安田は、その光景に心打たれた。 桃太郎侍、長七郎江戸日記、水戸黄門、暴れん坊将軍、遠山の金さん……。無用ノ介には、安田が幼少期から見てきた複数の時代劇へのオマージュを込めている。「時代劇の主人公たちは、弱い人たちの悲しさや苦しみ、怒りを代弁し、悪人をやっつけてくれる。撮影中、みなさんの熱心なまなざしを目にしたからこそ、心配無用ノ介も庶民のヒーローであるべきなのだと思いあたった。それで演出を変えたんです」 ドラマには、現代に通じるメッセージも盛り込んだという。「問題があっても責任を取らへん、うやむやにしてしまうことが頻繁に起こっている。政治はどうあるべきなのかを、遠回しの遠回しで考えてもらいたい。そんな社会派的なテーマも、隠して入れています」 映画に出演した俳優が要所で…この記事は有料記事です。残り490文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません
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この記事を書いた人黒田健朗文化部|放送担当専門・関心分野漫画、アニメ、放送関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする






