ウクライナ軍総司令官が解任 人気の国防相と対立、市民が大規模抗議2026年7月22日 5時07分ベルリン=藤原学思印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする

[PR]

ロシアの全面侵攻を受けるウクライナのシルスキー軍総司令官(60)が21日、ゼレンスキー大統領によって解任された。国民からの人気が高いフェドロウ国防相(35)との対立が公になり、国内各地でシルスキー氏に対する大規模な抗議デモが展開されていた。今回の決定には市民の憤りを沈静化させる狙いもあるとみられる。トランプ氏と10回目の会談、ゼレンスキー氏の「強気」と「現実」 総司令官の交代は2年5カ月ぶりで、後任にはドラパティ統合軍司令官(43)が就く。一部の前線でロシア軍を押し戻す動きが出ているなか、軍の改革と強化を進め、ロシアに侵攻断念を決断させられるほどの強い圧力をかけられるかが焦点となる。 シルスキー氏は2022年2月の全面侵攻開始後、首都キーウの防衛や北東部ハルキウの奪還で評価された。24年2月に総司令官に就任すると、同年夏から始まったロシア南西部クルスク州への越境攻撃も指揮した。 解任の背景には、15日に国防相ポストを外されたフェドロウ氏との確執がある。フェドロウ氏は16日の会見で、シルスキー氏が軍の改革を妨げていると非難。ゼレンスキー氏に総司令官の交代を進言したが断られたと説明した。 フェドロウ氏を支持するウクライナ国民は、16日から連日抗議デモを実施。ゼレンスキー氏に直接怒りの矛先が向くのは、侵攻開始後の4年半で初めてだった。 デモを呼びかけてきた退役軍人は、フェドロウ氏の復帰とシルスキー氏の解任を24日までに決断するよう訴えていた。 事態を重く見たゼレンスキー氏は18日、両者とそれぞれ協議。「軍に関する決定がなされる」と予告するとともに、軍幹部らとの面談を重ねていた。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

この記事の続きを読むなら今がお得。初回1カ月無料+Visaギフトカードが当たる▶今すぐ登録

この記事を書いた人藤原学思ベルリン支局長専門・関心分野ウクライナ情勢、ドイツ、中欧、偽情報、陰謀論関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする