山田正亮展とジョージ・ナカシマ展 モダニズムと日本的なもの編集委員・大西若人印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする

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建築のノーベル賞ともいわれるプリツカー建築賞を近年、日本人が立て続けに受賞しているように、現代建築の世界で日本の評価は極めて高い。 20世紀初頭に確立された鉄とガラスとコンクリートによる無装飾のモダニズム建築と、柱と梁(はり)による簡潔な日本の伝統建築に親和性があることも要因の一つとして挙げられがちだ。日本の伝統的な美意識を、装飾的で動的な「縄文」と簡素で落ち着いた「弥生」という二分法で語ることがあるが、この場合は、弥生的な美意識とモダニズムの親和性となるのだろう。 戦後日本のモダニズム絵画の実践者に位置づけられる山田正亮(まさあき)(1929~2010)の作品約80点が、茶道具を中心にした日本・東洋美術の収蔵、展示で知られる荏原畠山美術館で紹介されている。 驚くのは、茶器や掛け軸といった伝統的な作品を想定したとみられる、床の間風の畳台のある最初の展示室に、山田の1960年代のグリッドや横方向のストライプの絵画が実にしっくりと並んでいる光景に出あうことだ。 日本の伝統的な空間は基本的…この記事は有料記事です。残り1049文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

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