意味もロマンもない形の快感 美術家・田中信太郎のミニマルと変遷田中ゑれ奈印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする
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ミニマルな緊張感に満ちた彫刻を手がけた美術家・田中信太郎(1940~2019)の個展が、東京・世田谷美術館で開かれている。言語的な解釈を拒む作品群は、ただ「見る」ことの快感を与えてくれる。 真鍮(しんちゅう)の棒で作られた巨大な○と△と□が、トンネル状に並んでいる。立体作品ではあるが、真正面に立てば三つの図形が重なった平面に見えるし、真横からなら直線に見える。鑑賞者の移動に伴って次元を遷移していくような作品だ。 19歳のころネオ・ダダに参加。キャリア初期には廃材を組み合わせた「反芸術」的な作品を作ったが、1960年代半ばからはミニマルな作風に移行する。当時の作品で現存しているものは少なく、今展は70年代以降の作品で創作をたどる。 意味のない形態をただ見るという田中の姿勢は、繰り返し使った「或(あ)る物が/或る状態で/唯(ただ)/在る」という言葉にも表れている。 たとえば、立方体と直方体が…この記事は有料記事です。残り580文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人田中ゑれ奈文化部専門・関心分野美術、ファッション、ジェンダー関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする









