「もう一度、一から」 十両・玉鷲、浴衣の横綱との共通点2026年7月21日 6時00分鈴木健輔印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする
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玉鷲の浴衣は、数年前、ネットオークションで手に入れた51代横綱玉の海のものだ。片男波部屋の大先輩で、名古屋場所前にほぼ毎年、愛知・蒲郡にある墓へ足を運ぶ。地球一周旅行だった夢、いまは 39歳玉鷲が日本国籍を取得した意味 玉の海は在位中だった1971年秋、27歳で病死した。その年の名古屋場所で初の全勝優勝を果たすなど、同時昇進した北の富士と一時代を築き始めたばかりだった。 初土俵から一度も休場がなかった点が、玉鷲と重なる。「相撲への向き合い方も似ていたね」と話すのは、市民団体「玉の海を愛する会」の荒島伸好会長(82)だ。 同級生だった玉の海を語り継ごうと、22年に会を立ち上げた。仲間と収集した写真には、ファンと映るものが多いという。中学時代から好きだったギターをファンと奏でる写真もあった。 玉鷲もそう。九州場所の宿舎を構える福岡県朝倉市が2017年に豪雨被害にあった際は慰問に訪れ、今も市民との交流を大切にする。昼間に東京で用事があるのに、早朝の新幹線で愛する会の展示会に顔を出したこともある。 13年ぶりに十両に転落した今場所前の5日、激励に訪れた愛する会のメンバーを、玉鷲は変わらぬ笑顔で迎えたという。「『もう一度、一から頑張る』と言ってね」と荒島会長は振り返る。 9日目まで5勝4敗。ひたむきさが相撲ににじむから、今場所も変わらず、ものすごい声援を受けている。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません
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