コラム・寄稿「保険証持つことのなき肉体を…」桐島聡は何を思い、生きたのか印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする
[PR]
歌壇俳壇面で毎月掲載している歌人・山崎聡子さんによる「短歌時評」。今月は、短歌研究新人賞を受賞した岡本恵さんの「影の名前」と斉藤斎藤さんの「今だから、宅間守」を取り上げ、渦中の人物を題材にした際の「彼」と「私」の距離について考えます。短歌時評 山崎聡子 精神科最寄りの駅の踊り場の若きゑがほのあなたが消える 藤沢の廃墟のやうなアパートの壁にあなたは「無欲」と書いた 保険証持つことのなき肉体を癌細胞はみしみし泳ぐ 短歌研究新人賞を受賞した岡本恵の「影の名前」を読んで、「あなた」の名前を思い浮かべることができる人はどれほどいるだろう。残された「無欲」の文字、「狼の大道寺」、思い描いた「理想の国」――。作中で名は明かされないが、点と点を繫(つな)いでいくと、一昨年、逃亡の末に亡くなった東アジア反日武装戦線のメンバー・桐島聡の姿が浮かぶ。 本作では、特別な何かになれ…この記事は有料記事です。残り364文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません
この記事の続きを読むなら今がお得。初回1カ月無料+Visaギフトカードが当たる▶今すぐ登録
関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする






