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歌壇俳壇面で毎月掲載している歌人・山崎聡子さんによる「短歌時評」。今回は、25歳以下の応募者による「U―25短歌選手権」の受賞作を取り上げ、従来の枠組みを踏襲しつつ、「新しさ」を感じさせる源を探ります。短歌時評 山崎聡子 5回目を迎えた「U―25短歌選手権」受賞作の多様さに目を瞠(みは)った。25歳以下を対象とした同短歌賞では、184編のなかから優勝作1編と栗木京子・穂村弘・小島なおによる選者賞3編が選ばれた。 갈매기はかもめのことで砂浜は갈매기たちのおどる楽園 吉田帆花の優勝作「潜熱をもつ」では、韓国・釜山への旅が、ハングルを効果的に生かして綴られる。国の歴史・風土を異邦人の目でみつめながら、見たものを等身大に感知しようとする風通しの良さ、表現の多彩さが魅力の一連だ。 母の髪は灰色の洪水となり家を飲み込み息が出来ない 穂村弘賞を受賞した石旅公二「紫の雪の記憶」は、母の挽歌(ばんか)でありながら、母からの抑圧と解放が異様なモチーフを表出しながら描かれる。どちらも、旅行詠・挽歌という従来の枠組みを踏襲しつつ、視点の鮮烈さが印象に残る。 AIで再現される死んだ人 …この記事は有料記事です。残り253文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする






