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連載コラム「長考一番」 朝日新聞コラムニスト・山中季広このコラムは……何かと慌ただしい毎日、ニュースの消費サイクルも分単位に。そんな時代だからこそ、本社コラムニストの山中季広編集委員があえて長い時間軸で過去と現代を見つめ、迫り来る未来を考えます。 〈飛行機に万年筆の忘レモン コートのポッケ破れてまんねん〉 何かの川柳? それともできそこないの短歌? 実はこれ、高齢者が運転免許更新試験を突破するための暗記歌である。 更新時の認知機能検査で必ず課されるのが、絵が4点載った紙を4枚見せられ、4分で覚え込むというテスト。歌は〈飛行機 万年筆 レモン コート〉を試験前に記憶できるよう考案された。 考案したのは日本自動車連盟(JAF)関連企業に勤務する小川巧さん(58)。「私には川柳や短歌の心得はありません。ただ出題される絵は毎回同じ。暗記に役立つ16首を練り上げました」。今年1月に書籍化された。 各地で高齢ドライバーによる重大な事故が絶えない。道路交通法の改正により、70歳以上に高齢者講習が課され、75歳以上には認知機能検査も導入された。 「よく高齢の方々にも誤解されますが、一律の年齢で免許を取り上げるのが認知検査の狙いではありません。あくまで運転に必要な判断力や記憶力を確かめるためです」 そう解説するのは各地で安全…この記事は有料記事です。残り882文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人山中季広コラムニスト専門・関心分野世間、社会、未来関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする






