インタビュー2026年6月16日 6時00分(2026年7月18日 14時25分更新)有料記事聞き手・小暮哲夫印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする

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サッカーワールドカップ(W杯)北中米大会が佳境を迎えている。多くのファンを魅了したW杯は、政治の介入が影を落とす大会にもなった。戦時下の本国を出て、紛争相手国で試合に臨んだイラン代表。その闘いを、イラン系米国人で元イラン代表監督アフシン・ゴトビさんはどう見たのか。スポーツは政治から逃れることができないのか。政治化するW杯は「代理戦争」の舞台 政治家には「もろ刃の剣」W杯イラン代表の愛称は? サッカーの「政治化」にファンの思い複雑 ――今年のイランは、物価高騰を契機とする反体制デモに始まり、米国・イスラエルとの戦闘へと続きました。イラン系米国人として、複雑な思いで事態を見てきたのではと思います。 「とても悲しいです。イランの人々は何か間違ったことをしたのでしょうか。人々はいま、空爆に遭い、いつまた始まるかという恐怖の中にいます。経済は厳しく、未来がどうなるかわかりません」 「私は、戦争が問題を解決できるとは決して信じません。私たちは人間として、爆撃などし合うことなく、腰を落ち着けて問題を解決できるはずです。平和的な結論に至ることを願っています」 ――紛争の当事国が開催し、参加するという異例のW杯でした。事前にイラン代表チームの戦いをどう予想していましたか。 「厳しい状況だと思っていました。まず、試合が行われるのがロサンゼルスだったことです(初戦の対ニュージーランドと、2戦目の対ベルギー)。イラン国外で最もイラン系住民が多い都市の一つで、イランの現体制に反対する人が多くいます」 「さらに、戦闘が続いた影響で選手たちは十分な準備ができていませんでした。国内リーグも中断しました。加えて、(米国滞在を最小限にするため)メキシコで合宿し、試合のたびに国境を越えなくてはなりませんでした」 ――米国国土安全保障省が、イラン代表に入国を認めたものの、「安全の確保のため」として、1、2試合目は前日に入国し、試合当日のうちに出国するという厳しい移動ルールを課したことですね。ビザ発給が認められず入国できなかったスタッフもいました。 「移動の面でも、精神的にも…この記事は有料記事です。残り2913文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

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この記事を書いた人小暮哲夫中東アフリカ総局員専門・関心分野中東、オセアニア、東南・南アジア、多文化社会関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする