夏の登山 安全に楽しむコツ 国際山岳医でもある日本山岳会長が解説寺崎省子印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする

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夏山シーズンを迎えています。ただ、2025年の山岳遭難者数は年間、夏期(7、8月)ともに過去最多でした。背景には夏山ならではの事情もあるようです。国際山岳医で日本山岳会長の橋本しをりさんに、安全に楽しむための心がけを尋ねました。夏期に多い「転倒」、午後の下りに注意 警察庁の山岳遭難の概況によると、2025年の1年間の遭難者は3623人。うち夏期の遭難者は917人と、2カ月だけで年間の4分の1を占めた。 「夏は日が長く、レジャー感覚もあるのかもしれない。お盆休みなど休みが限られるため、ギリギリまで仕事をして山へ行くこともあるのではないか」 遭難時の状況は、年間は「道迷い」が30.9%で最も多く、「転倒」19.2%▽「滑落」17.3%▽「疲労」9.8%が続いた。一方、夏期は最多が「転倒」23.6%で、次が「道迷い」18.6%と逆転。「病気」15.5%▽「滑落」13.7%▽「疲労」13.5%も目立つ。 「問題は午後の下り。下りは転びやすい。高い所は気温が低く足が冷えたり、疲れて休んだ後に足がつったりする」 年代別では年間、夏期ともに50、60、70代がそれぞれ20%前後と、50代以上で全体の約65%を占めていた。中高年は定年退職などで時間ができ、山に登る頻度が増える。ブランクを経て再び山に戻る「リターン登山」は「過去の自分の体力を基準にしないことが大切です」。体力や筋力は機械で置き換えられない 登山は運動強度が比較的高いスポーツだ。厚生労働省の「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」によれば、身体活動や運動の強さを示す単位「メッツ」では、「静かに座る」が1メッツなのに対し、「普通に歩く」は3メッツ。「山を登る」は、重さ0~4.1キロの荷物を持つと6.5メッツ、約4.5~9キロの荷物を持つと7.3メッツで、野球やスクワット(5メッツ)やゆっくりのジョギングやバスケットボール(6メッツ)より高く、サッカー(7メッツ)に近い。 「通信手段やGPSなどが発達して『道迷い』を減らせるようになったが、体力や筋力は機械で置き換えられない。自分で整える必要がある」 加齢に伴い、体や関節の柔軟…この記事は有料記事です。残り1956文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

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この記事を書いた人寺崎省子コンテンツ編成本部専門・関心分野医療・介護関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする