深掘り長期金利がマイナスに 思わぬ副作用、黒田日銀はさらなる「奇策」へ稲垣千駿 笹井継夫印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする
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「悪いけどやることにしたから」 2016年1月。あるメガバンク幹部は電話でこう告げられた。相手は日本銀行の中曽宏副総裁(当時、以下同)。29日の金融政策決定会合で導入が決まったマイナス金利政策のことだった。「同志」も反対したマイナス金利 5対4の攻防にみる黒田日銀の内幕 マイナス金利は、銀行がお金を日銀に預け過ぎると損をする仕組みだ。日銀は金利を引き下げ、銀行がお金を貸し出しに回して経済が活性化すると期待した。 だが、この幹部にはマイナス金利で事態が好転するとは思えなかった。既に低金利の状況にあったが、企業の資金需要が乏しい状況が続いていた。さらに金利を下げれば、体力のない銀行が経営危機に陥るおそれもあった。日本銀行が2016年1~6月の金融政策決定会合の全議事録を公開しました。「マイナス金利」は、様々な副作用を生みました。記事の後半では、市場の「ゆがみ」や経済への悪影響、そして追い込まれた日銀がさらなる「奇策」に向かっていく様子を描きます。 「賛成できない。副作用が多すぎる」。中曽氏にもそう伝えてきた。中曽氏は「苦渋の決断だが理解してほしい」。そんな言葉から、中曽氏も悩んでいるように感じた。■「いろいろ問題がある」 副…この記事は有料記事です。残り2835文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません
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この記事を書いた人稲垣千駿経済部|メガバンク、日銀担当専門・関心分野自動車・証券業界、金融政策関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする







