ストーリー日米とは違う大学入学前の「基礎コース」 英国でラグビーという選択内田快印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする

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イギリス南西部のエクセター大学ラグビー部に1人の日本人選手がいる。 阿部太一さん(21)は「どこへでも歩いていけるんですよ」と言う。エクセターの街はコンパクトだ。「物価の上昇にはみんな苦しんでいますけど、ロンドンに比べれば田舎なので安く済んでいます」 岡山で生まれ、2歳半で東京に来た。そのころに世田谷区ラグビースクールに通い始めた。多摩川の河川敷で草をむしっていた記憶がおぼろげに残る。 中高一貫のラグビーの強豪・国学院久我山に進学し、全国高校ラグビー大会にウィングとして出場した。 海外への進学を考え始めたのは高校1年生のとき。小さいころから何度か海外旅行に行く機会があった。異国の文化や言葉に憧れた。将来的には英語でビジネスに携わりたいと思うようになっていた。スポーツ留学のいま 大リーグのドラフト会議で、アメリカ・スタンフォード大学の佐々木麟太郎選手がマーリンズから8巡目指名(全体235位)を受けました。岩手・花巻東高から海外留学を選んだ彼のようにスポーツの技量や実績を生かし、奨学金を得て海を渡る学生が増えています。関係者は「日本の部活動はレベルが高く、例えば野球ならドラフト候補になるような選手じゃなくても、奨学金を得られる」と話します。物価高や円安の中、何が必要で、どんなプロセスを踏めばいいのか。スポーツ留学の現状を取材しました。トップ選手でなくても奨学金? スポーツ留学、日本の部活動が強みに 初めはラグビー文化が根付くオセアニアにもひかれた。ラグビー選手の中には高校からニュージーランドなどに留学する人もいる。でも、ビジネスを考えるとアメリカの大学の方がいいかもしれない。ただ、アメリカは大学数が多すぎて絞りきれない。 そんな風に迷っていたときにイギリスという選択肢が浮上した。ラグビーの本場で、マーケティングもじっくりと学べそうだった。高校2年の夏にイギリスに行くと心に決めた。 イギリスは日本と学制が違う。日本の高校を卒業して直接、大学へ入ることは難しく、約1年間のファンデーションコースに入る必要があった。そこでアカデミックな英語や専攻したい分野の基礎を学んでから大学へ進むという流れだ。 高校の1学年上の先輩がイギ…この記事は有料記事です。残り1808文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

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