深掘り南シナ海仲裁判決「揺るぎない」 中国の軍事拠点化、米関与に不安もマニラ=加藤あず佐 ワシントン=畑宗太郎印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする
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中国が南シナ海で主張する「歴史的権利」を否定した常設仲裁裁判所の判決から12日で10年となった。周辺国が法の支配の重要性を訴える一方、判決の受け入れを拒否した中国は増大する軍事力、海上警察力を背景に「力による現状変更」を進める。米国の関与への不安が出る中、中国は東シナ海でも「管轄権」を主張する行動に乗り出している。「南シナ海で起きたこと東でも」 仲裁判決10年、中国へ高まる懸念中国軍幹部、「台湾有事」で日本の関与想定 2014年の会議文書で 裁判の当事国として、中国が南シナ海の大半を囲うように引いた「9段線」の主張を否定する判決を引き出したフィリピン。マニラで10日にあったフォーラムでラザロ外相は「判決はルールに基づく国際秩序の揺るぎない錨(いかり)だ」と強調した。日本の島田智明・外務大臣政務官も出席し、「フィリピン政府が仲裁判決に沿った立場を堅持していることを強く支持する」と述べた。 ただ、中国からの威圧は強まる一方だ。2024年にアユンギン礁付近で中国海警局の船がフィリピン軍の船に衝突し、複数のフィリピン兵が負傷。26年3月にはサビナ礁付近でフィリピンのフリゲート艦が中国海軍の軍艦に火器管制レーダーを照射されるなど、対立が激化してきた。南シナ海の権利をめぐる仲裁裁判判決独自の境界線「9段線」を根拠に、南シナ海のほぼ全域に権利が及ぶとする中国の主張は国際法に違反するとして、フィリピンが2013年、オランダ・ハーグの常設仲裁裁判所に提訴。16年7月の判決は「9段線」には法的根拠がないとフィリピンの主張をほぼ全面的に認めた。中国側は判決を「紙くず」などとして受け入れを拒否。その後も南シナ海で軍事的、法的な整備を進め、既成事実化を図ってきた。フィリピンはベトナムと協力の構え テオドロ国防相は7日の記者…この記事は有料記事です。残り1312文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません
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この記事を書いた人加藤あず佐マニラ支局長兼ハノイ支局長専門・関心分野人権、外交、移民・難民、教育畑宗太郎アメリカ総局専門・関心分野アメリカ外交、米中関係・アジア太平洋情勢関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする














