【そもそも解説】学校で水泳、なぜ学ぶ?変わる授業、今後の方向性は2026年7月11日 6時00分小林直子印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする
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夏になると始まる水泳の授業。いま、その風景が変わりつつあります。背景には何があるのでしょうか。また、なぜ、学校で水泳を学ぶ必要があるのでしょうか。 Q 学校の水泳の授業はいつ始まったのか。 A 教科の目標や大まかな教育内容を国が示す学習指導要領で小学校体育に水泳が位置づけられ、すべての児童が学ぶようになったのは、1968年の改訂(かいてい)から。きっかけとなったのが、55年に瀬戸(せと)内海で修学旅行中の児童生徒100人が亡くなった紫雲丸(しうんまる)海難事故だ。泳ぎ方を教えて子どもを守ろうという機運が高まった。その後、急速に学校のプールの建設が進んだ。スポーツ庁が2024年度、全国の小学校のプール(屋外)数を調べたところ、1校あたりの設置数は0.83。大半の学校に一つはプールがある計算だ。 Q 何を教えることになっているのか。 A 現行の指導要領では、小学1年生から中学2年生までは全員が水泳を学ぶことになっている。小学校では水遊びから始まり、「クロール」「平泳ぎ」の泳法を教える。仰(あお)向けで浮(う)く「背浮き」や長く浮くことなど、安全確保につながる運動も扱(あつか)う。中学では「クロール」「平泳ぎ」に加え、「背泳ぎ」「バタフライ」も学べるとしている。 指導要領では、実技については小中学校とも「適切な水泳場の確保が困難な場合は扱わないことができる」などとしている。ただ、その場合も水泳の事故防止に関する心構えについては必ず取り上げることとしている。 Q 今後、水泳の授業はどうなるのか。 A 警察庁の統計によると、国内の水難事故による死者・行方不明者は、指導要領に水泳が位置づけられてから間もない75年に3千人を超(こ)えていたが、25年は760人と当時の4分の1程度に減った。 30年度以降に実施(じっし)される次の指導要領の改訂作業で、中央教育審議(しんぎ)会(文部科学相の諮問(しもん)機関)の作業部会による議論が進められている。6月に公表された骨子案では、水泳の授業を続けていく方向で、その意義を「水に親しむ楽しさや喜びを味わうことができる」「水難事故から身を守るための力を身に付けることにつながる」などと定義した。民間との連携(れんけい)についても触(ふ)れ、学校の授業での指導の趣旨(しゅし)をふまえた対応が必要だとしている。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません
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この記事を書いた人小林直子東京社会部|教育担当専門・関心分野子育て・教育、スポーツ関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする






