インタビュー国旗損壊罪は「愛国の履き違え」だ 民族派が憂う夜郎自大と「従米」石川智也印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする
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あきれかえっている。いや怒っている。カンカンに。民族派団体「一水会」代表の木村三浩である。日本国旗を傷つける行為を罰する国旗損壊処罰法案が、どうしても許せないらしい。「不快」をよりどころに人様の内心を裁く法こそ不快きわまりない、断じて廃案に追い込むべし――。誰よりも国旗とニッポンを称(たた)えてきたはずの男にここまで語らせる状況こそ、いまの日本における「愛国」の風景の倒錯ぶりを表しているのかもしれない。(敬称略)最も日の丸を軽んじてるのは誰だ 「日の丸が可哀想で仕方ない。こんな法律の成立を求める人たちに、愛国者としての矜恃(きょうじ)などあるはずがない」 東京・高田馬場の一水会事務所。熱を帯びて語る背中を、右翼の英雄、三島由紀夫と森田必勝の肖像写真が静かに見つめている。 「いったい立法事実や保護法益がどこにあるのか。国家の象徴への敬意を刑罰で強いるなど、表現の自由や思想・良心の自由にも反している。これで国旗を愛する人が増えますか? 逆効果ですよ。愛したい国にするのが政治家の務め。完全に履き違えている」 国会で数々の法律家が発した警告と完全に重なる。なにせ憲法学者・小林節の指導で卒論を書いた人だ。 「1999年に国旗・国歌法が制定された当時、政府は『強制はしない』と説明した。だが現実はどうですか。学習指導要領は改訂され、学校現場では従わない教員が処分されている。ひとたび法制化されれば、必ず恣意(しい)的な運用への道を開く。国旗損壊罪が実現してしまえば、健全なナショナリズムや国家批判の回路も細り、内心を縛る同調圧力がこの国を覆いつくすことになる。そんな窮屈で息苦しい社会を次の世代に残すのが愛国者ですか?」 その同調圧力を生み出している主役たちこそ、最も日の丸を軽んじているのではないか。木村はそう繰り返す。 つい先日も、埼玉県川口市で…この記事は有料記事です。残り3058文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません
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この記事を書いた人石川智也オピニオン編集部専門・関心分野リベラリズム、立憲主義、メディア学、ジャーナリズム論、原発関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする






