ストーリー前地昌道 今村建二印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

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6年前の熊本豪雨で50人が亡くなった球磨(くま)川流域。その中でも最多の25人の死者を出した熊本県球磨村は人口流出が続き、この春には無医村になる危機に直面した。救ったのは、村唯一の医療機関「球磨村診療所」を守ってきた医師の決断だった。 車1台がやっと通れる急な坂道を上った所に、池下民子さん(98)の家はある。 月に1度の往診を心待ちにしている。 「少し痛いですよー」。橋口治さん(75)は、声をかけながら注射をする。「目薬も出しとこうかね」。足指の爪が巻き爪になっているため、橋口さんが爪も切る。 10分ほどの診療だが、「ほんと、助かってます」と池下さんは喜ぶ。元気な時は自分で診療所に通えたが、足腰が弱った。急な斜面にある家から道路に出るには、5段ほどの階段があり、一人では出かけられない。 往診が頼みの綱だが、診療所がなくなると、往診してくれる医師がいなくなるところだった。豪雨被災で人口減 診療所は経営危機に 球磨村診療所は、村が医療法…この記事は有料記事です。残り765文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

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この記事を書いた人今村建二水俣支局長|水俣病・環境担当専門・関心分野地方政治、環境関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする