東京:ヨルダンのナーセル・シュライデ大使は火曜日、ヨルダンの独立80周年を記念して、東京で祝賀レセプションを主催した。このイベントには、日本政府、国会、学界、経済界、外交団の代表者や、ヨルダンの友人らを含む数百人の来賓が参加した。シュライデ大使は歓迎の挨拶の中で、ヨルダンが過去80年間にわたり示してきた不屈の精神、犠牲、そして国民的誇りについて振り返った。また、ヨルダンの歩みは、穏健さと平和を重んじるハシェミット王家の指導力によって導かれてきたと強調した。さらに、ヨルダンは不安定な地域における安定の砦としての役割を果たしていると述べた。日本との二国間関係について、シュライデ大使は両国の深い絆を強調し、日本とヨルダンは地理的には遠く離れていても、精神的には近い関係にあると述べた。また、両国民は自らの伝統を尊重しつつもそれに縛られることなく、乏しい資源を革新へと転換する能力を備えていると評した。 大使は、様々な分野にわたる二国間協力が、ビジョンをインフラへと、意図を機会へと成功裏に具現化してきたと述べた。将来を見据え、大使は「進歩は壁ではなく橋を架けることによって達成される」と述べ、日本との友好関係が今後もその物語の不可欠な要素であり続けるとの確信を表明した。大使は、アブドゥラー国王の指導の下、経済・行政・政治の近代化に向けたヨルダンの取り組みを改めて確認した。また、サッカー代表チーム「ナシャマ」がFIFAワールドカップへの史上初の出場権を獲得したことを称賛した。同国の今後の方向性について、シュライデ大使は、これからの80年間にはイノベーション、持続可能性、そして創造性が不可欠であると強調した。アブドゥラー国王の指導の下、ヨルダンは気候変動、技術の進歩、地政学的な変化といった課題に対処するため、包括的な近代化を追求し続けると述べた。また、シュライデ大使は「おもてなし」と共有される価値観にも焦点を当て、ヨルダンの「クラマシュ」と日本の「おもてなし」を例に挙げ、文化的な類似点と相互尊重を強調した。外務政務次官の大西洋平氏は、中東におけるヨルダンの極めて重要な役割を称賛し、同王国を地域の安定の礎であり、緊張が続く中での対話の重要な架け橋であると評した。この外交的評価は、2018年に両国が関係を「戦略的パートナーシップ」へと格上げして以来、深まり続けている両国間の絆を反映している。昨年、アブドゥラー国王による13回目の訪日を含む高レベルの外交交流により、両国の絆はさらに強固なものとなっている。外交面にとどまらず、大西氏は、両国が安全保障分野でも協力を拡大しており、自衛隊とヨルダン軍の間で部隊間の交流が継続していると指摘した。また日本は、特に難民受け入れという人道支援や、様々な復興支援プログラムを通じて、ヨルダンを支援するという長年のコミットメントを改めて確認した。没入型の砂漠の砂を使った展示が特徴だった「大阪・関西万博」におけるヨルダンパビリオンの成功は、文化交流の重要な節目として強調された。この夜のイベントでは、民族衣装を身にまとったパフォーマーによるヨルダンの伝統音楽や民俗舞踊が披露され、アラブ料理やヨルダン料理のセレクションも振る舞われた。また、出席者たちは、ヨルダンの歴史的建造物や遺跡を紹介する展示を見学するよう招待され、同国の観光資源を詳しく解説した資料も配布された。