日銀短観、「サプライズ」の大幅改善 先行きには物価の急上昇リスク伊沢友之 大下美倫 松本真弥印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

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日本銀行が1日に公表した6月の短観は、大企業・製造業の景況感が大幅に改善する「サプライズ」だった。中東情勢の混乱というマイナスを補ってあまりあるAI(人工知能)・半導体需要の底堅さを見せつけた。一方で、中東情勢を受けた物価上昇リスクも鮮明で、先行きの景気悪化を懸念する声は業種を超えて広がる。大企業・製造業の景況感5期連続の改善 日銀短観、AI需要が底堅く【そもそも解説】日銀短観って?市場注目の統計、利上げ判断材料にも 「まだまだ強い需要が続く」。6月25日の株主総会でこう自信をみせたのは、半導体大手キオクシアホールディングスの太田裕雄社長だ。 AI向けデータセンター(DC)などで使われる主力製品「NAND型フラッシュメモリー」の引き合いが強まり、6月には時価総額でトヨタ自動車を抜き、国内1位に躍り出た。2026年4~6月期の純利益は前年同期の47・5倍の8690億円を見込む。 DCへの送配電設備などを手がける日立製作所も、AI関連需要の高まりの追い風を受ける。6月10日に開いた投資家向けの経営説明会で、徳永俊昭社長はAIについて、脅威ではなく成長機会になると指摘。「これだけ大きなビジネスチャンスが目の前に迫っているということは今までなかった」と期待を語った。 短観の大企業・製造業の業況判断指数(DI)は前回の3月調査から5ポイントの大幅な改善。特に、DC向け需要が激増する銅など非鉄金属は13ポイント、半導体製造装置など生産用機械は10ポイント、半導体など電気機械は7ポイントそれぞれDIが改善し、AI・半導体による底上げが鮮明だ。■販売価格の上昇見通し、5年…この記事は有料記事です。残り875文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

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この記事を書いた人大下美倫経済部|小売担当専門・関心分野消費、働き方、メンタルヘルス、ジェンダー松本真弥経済部|消費・流通担当専門・関心分野消費・流通、交通、通信関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする