ストーリー椎木慎太郎 佐藤道隆印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

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「晩はなに食うや」 2024年元日の午後。上野義和さん(69)が実家の離れに顔を出すと、母の和枝さん(当時86)から尋ねられた。 金沢から石川県輪島市に帰省して3日目。親子2人の正月。気張ることもない。 「何でも。ビールさえあればええわい」と答える。 そのとき、部屋の中にいた飼い猫「メイ」が足元をすり抜けて飛び出していった。動物好きの母が、朝市の店先で見知らぬ人から「面倒をみてほしい」と渡された三毛猫。 盆と正月にしか帰らない自分に驚いたのだろうか。母が慌てて追いかけていく。 直後、離れが揺れた。さらにもう一度。輪島市内を震度7の地震が襲った。 離れは揺れに耐えたが、母の姿が見当たらない。 「どこや!」。外に出て叫び…この記事は有料記事です。残り926文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

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