現場からプーチンはベルリンの暗殺者を称賛した 情報機関に頼るロシアの実態編集委員・駒木明義印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする
[PR]
ロシアがウクライナへの全面侵攻を始めて4年あまり。事前にスパイ組織が大統領のプーチンに示した短期決着の見通しは大きく外れた。それでもプーチンは責任を問うどころか、スパイ組織による非合法工作を誇らしげに語り、批判はいっさいゆるさない。今から7年前のこと。権力者とスパイ組織のゆがんだ関係を白日の下にさらすことになる事件が、ドイツの首都ベルリンで起きた。その現場を、訪ねた。(文中敬称略) 現場に立って、私は驚きの念に打たれた。 「こんなににぎやかな都会の真ん中だったとは」 ベルリン中心部のクライナー・ティアガルテンは、バスが行き交う大きな通りに挟まれた小公園だ。幅は200メートル、奥行きは100メートルほど。 ベンチやブランコが並ぶ公園内を、親子連れや自転車に乗った地元の市民がひっきりなしに行き交う。公園の真ん中に立っても、都会のざわめきが伝わってくる。ベルリン中心部で白昼に起きた惨劇 この公園でドイツを震撼(しんかん)させる殺人事件が起きたのは、2019年8月23日のことだった。後にドイツの裁判所は、この事件をロシア政府の指示による暗殺だったと断定する。実行犯はロシアの情報機関、連邦保安局(FSB)の工作員だった。FSBは、旧ソ連国家保安委員会(KGB)の主要な後継機関だ。 事件についての著書があるドイツのジャーナリスト、シルビア・シュテーバーに現場を案内してもらったのは、4月中旬のことだ。 「殺害されたゼリムハン・ハ…この記事は有料記事です。残り1809文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません
この記事の続きを読むなら今がお得。初回1カ月無料+Visaギフトカードが当たる▶今すぐ登録
この記事を書いた人駒木明義国際報道部編集委員|ロシア担当専門・関心分野ロシア、国際関係、外交関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする









