インタビュー衆院の定数減を野党不在のまま審議 政治学者が説く「数の力」の意味聞き手・国吉美香印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

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自民党と日本維新の会の与党は、衆院議員の定数1割削減法案をめぐって野党不在のまま質疑を進めています。少数派である野党がいくら拒否しても、多数派の与党が採決しようとすれば可能です。そうした「数の力」はどこまで許されるのでしょうか。学習院大学の野中尚人教授(比較政治学)は、「数の力」について、安易な拡大解釈がされやすく注意が必要だと指摘します。「民主主義の根幹」めぐり与党が強行 「数の力」で合意形成切り捨て ――与党は衆院議員の定数削減について、与野党で1年以内に結論が得られなかった場合、比例区で自動的に45削減する法案を提出。現在、野党不在のまま審議を進めています。 民意を反映させる議員の定数は、民主主義の基盤です。政権が「数の力」で押し通すことは、それを損なう行為です。 ――「数の力」も選挙の結果であって、「それも民意だ」との指摘もあります。 政治における「数の力」は、安易に拡大解釈ができる言葉で、注意が必要です。確かに、国会もある意味で多数決機関です。それは当然なんですが、多数決だと言う前に、多数の意味が本当に問われてきたか、を我々は考えることが大切です。 ――どういうことでしょうか。 今回でいえば、衆院解散・総…この記事は有料記事です。残り858文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

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