視点・解説カイロ=其山史晃印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

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エネルギーの大動脈であるホルムズ海峡をめぐり、米国とイランのせめぎ合いが続いています。イランによる事実上の封鎖が解かれる見通しは立っておらず、対抗措置として米海軍はイランの港を出入りする船を対象に海上封鎖を続けています。自由に往来できる日は戻ってくるのか。世界が注視する海峡をめぐる問題のポイントを整理し、最新状況をお伝えします。記事のポイント①ホルムズ海峡はなぜ重要なのか?②イランがホルムズ海峡を封鎖した狙いは?③イランはどうやってホルムズ海峡を封鎖しているの?④ホルムズ海峡の封鎖は国際法で許される措置なのか?⑤ホルムズ海峡では通航料を取ることができるのか?⑥米国はどう対応しているの?①ホルムズ海峡はなぜ重要なのか? ホルムズ海峡はアラビア半島とイランの間にあるペルシャ湾とオマーン湾を結ぶ海峡だ。最も狭い海域の幅は約21カイリ(約39キロ)しかない。沿岸国であるイランとオマーンの領海(12カイリ=約22キロ)が重なるため、両国は中間線を海上境界としている。 ペルシャ湾に面した国々は産油国で、世界の原油の約2割がこの海峡を通って運ばれてきた。ペルシャ湾の奥は行き止まりで、この地域からの海上輸送に代替の航路はないため、世界有数の要衝とされてきた。 資源エネルギー庁の資料によれば、日本は原油需要の大部分を中東に依存している。依存度は2024年は95%に達した。最大の調達先はアラブ首長国連邦(UAE)で43.7%、次がサウジアラビアで40%、クウェート(6.8%)、カタール(4.1%)と続き、大口の輸入先はことごとくペルシャ湾に面している。これらの国々の原油はホルムズ海峡経由で輸入されてきた。②イランがホルムズ海峡を封鎖した狙いは? 米国とイスラエルが2月28…この記事は有料記事です。残り2375文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

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この記事を書いた人其山史晃中東アフリカ総局長専門・関心分野中東、安全保障、地政学、テロリズム関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする