大赤字のオンデマンドバス 甘い需要予測の根拠は「町民アンケート」清水敬久印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

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多額の赤字を残して運行を終えた神奈川県松田町のAI(人工知能)オンデマンドバス「のるーと足柄」事業をめぐり、町が立案していた収支計画が明らかになった。町内の全世帯の3分の1に当たる1500世帯が年間3万6千円を払って会員になると見込んでいたが、実際にはピーク時でも会員は67にとどまっていた。 19日にあった町議会の総務文教常任委員会で、明らかになった。費用の大部分を「サブスク収入」で…… 町が委員会に示した資料によると、2022年3月にまとめた事業計画の素案では、料金体系について「定額制(サブスク)の会員会費導入方式」で運営を目指すと明記。「非会員(ビジター)も乗降可能とし、その都度運賃の現金収受」としていた。 収支については、町の公費は初期投資にあてるのを基本とした。運転手の人件費など運行費用は年間約5700万円と算出。うち5400万円は会員収入でまかない、収支を均衡させるとしていた。 5400万円は、全世帯の3軒に1軒に当たる1500世帯が、毎月3千円の会費を12カ月支払うものと計算していた。会員伸び悩み 初年度から赤字続き この計画をもとに、23年10月から運行が始まった。月会費はファミリーパス6千円や65歳以上の個人向けシルバーパス3千円など、ニーズに合わせて細かく用意された。 しかし、会員申し込みは振るわなかった。町の資料によると、当初は57会員。その後も伸び悩み、最も多かった月で67会員しかいなかった。会員からの収入は年5400万円に遠く及ばず、初年度から事業収支は赤字続きだった。アンケート頼みに疑問の声も 町が計画の根拠としたのは…この記事は有料記事です。残り477文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

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この記事を書いた人清水敬久小田原支局長専門・関心分野身近な行政関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする