コラム・寄稿「からかい」が政治を遠ざける 話者を無色化する「思想が強い」とは印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

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リレーコラム「あすを探る」 鈴木彩加さん 先日、学生と一緒に「未来を花束にして」という映画を観(み)た。イギリスの女性参政権運動を題材とした作品だ。リベラルの再定義と「上下」対立ではない経済論 谷口将紀の論壇時評 20世紀初頭、女性の権利は大きく制限されていた。主人公モード・ワッツは、劣悪な環境の洗濯工場で、男性より低い賃金で働いている。女性参政権運動に関わるようになった彼女は、夫に家を追い出され、子どもも失う。当時の女性には、母親としての権利さえ十分に認められていなかった。 運動にのめり込んでいくモードは、今なら「思想が強い」と言われそうだ。いつの頃からか、この言葉を耳にするようになった。政治について話す。自分の立場を表明する。そうした場面で、「思想が強い」はしばしば揶揄(やゆ)として投げかけられる。それは相手の考えを理解するためではなく、会話を終わらせるための言葉である。主張をまともに受け取らない 「思想が強い」という言葉自…この記事は有料記事です。残り1055文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

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