福宮智代 後藤一也印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

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子宮がない女性の出産を可能にする「子宮移植」について、藤田医科大学病院(愛知県豊明市)が22日、臨床研究の実施に向けた学内の議論を始めた。研究責任者は木須伊織教授(産婦人科)が務める。今後、研究計画をまとめ、学内の委員会で審査した後、国内初の実施を目指す。 子宮移植は、子宮がない女性が出産するために、別の女性から提供してもらった子宮を移植する手術。移植後は拒絶反応を抑える免疫抑制剤を使いながら、移植した子宮が体になじみ正常に働いていることを確認する。その後、体外受精させ凍結保存していた受精卵を子宮に入れ、妊娠すれば、帝王切開で出産。免疫抑制剤を使い続けなくていいように、出産後は子宮を摘出する。 子宮移植は、生まれつき子宮がない「ロキタンスキー症候群」や、良性腫瘍(しゅよう)やがんで子宮を摘出した女性が、自ら妊娠・出産する唯一の方法だ。日本では行われたことはないが、海外では報告されている。 世界での第1例は、2000年にサウジアラビアで行われた。このときは子宮が定着しなかった。その後、複数の国で実施されるようになり、14年にスウェーデンで世界初となる子宮移植による出産が報告された。これまで、世界で150例以上が実施され、70例以上の出産が報告されている。■慶応大チームの研究責任医師…この記事は有料記事です。残り641文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人後藤一也くらし科学医療部|医療担当専門・関心分野科学、医療関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする