年貢米運ぶ船印、外国との区別… 使われ続ける「日の丸」が示すのは興野優平 平賀拓史印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする
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起源は不明確 「国旗損壊罪」を創設する法案が今国会で成立する見通しだ。ネットなどには「日の丸」を日本の古くからの伝統や文化と結びつける言説もあるが、日本人にとって日の丸とは何なのだろうか。 日本旗章学協会顧問の苅安(かりやす)望さんによると、日の丸の正確な起源は不明確だ。鎌倉時代の絵巻物には赤地に金丸の扇子を持った武将が描かれ、江戸時代には幕府の年貢米を運ぶ船に白地に赤丸の旗が使われたが、国を象徴する意味合いはなかった。 「そもそも『国旗』は主として国民国家の成立に伴ってできたと考える」と苅安さんは指摘する。西洋では中世や近世に王家の紋章をあしらった旗を、王家や軍が使っていた。それが、16~17世紀のオランダ独立戦争ではシンプルな三色旗が掲げられた。その後近代に入り、国民国家の時代になると、王家の印とは異なる、オランダの三色旗のような誰もが使えるデザインの旗が求められた。二つあった「日の丸」の規格 1853年の黒船来航後、開国した日本では、日本の船を外国船と区別するための旗の図柄として、白地に赤丸が採用された。 明治政府も自国の船を示す旗…この記事は有料記事です。残り1044文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人興野優平文化部|「折々のことば」担当専門・関心分野戦争、核をめぐる問題など平賀拓史文化部|論壇担当専門・関心分野論壇、社会思想、歴史学、ヨーロッパなど関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする






