会見する日本心臓移植学会の澤芳樹代表理事(左)と布田伸一副代表理事=2026年6月20日、東京都千代田区、福宮智代撮影

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日本心臓移植学会は20日、心臓が停止し死亡した人から提供された心臓を、患者に移植する方法について、実施に向けた検討を始めたと明らかにした。今後、臓器提供にかかわる関係学会や法律の専門家などに意見を求め、技術・倫理面の課題を検討する。2027年初めまでに提言をまとめるという。 国内での心臓移植は、脳死となった人が提供者(ドナー)となる場合に行われている。血流が保たれる脳死と異なり、心臓が停止すると、血液が止まり臓器の機能に影響が出る。こうした技術的な問題から、現状では心停止後の臓器移植は腎臓、膵臓(すいぞう)、角膜に限られている。 国内では脳死となった人からの臓器提供は増えているものの、心臓移植を希望する患者が移植を受けるまでの待機期間が長期化している。 近年、摘出した心臓に栄養や酸素を送り、状態を保つ技術が開発され、海外では心停止後の心臓移植も行われている。こうしたことをふまえ、学会は日本での心停止後の心臓移植の実施に向けた議論を始めることになった。 心停止後の心臓移植について…