インタビュー「日本人らしい」プレーとは サッカー報道とナショナリズムを考える構成・藤野隆晃印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする
[PR]
W杯を語ろう 明治大専任准教授の笹生心太さん サッカーワールドカップ(W杯)は世界中で熱狂を生み出すが、そこにナショナリズムの影響を指摘する見方もある。 どのような「語り」が、その国らしさを形づくるのか。サッカー専門誌などを読み込んで研究した、明治大の笹生心太専任准教授(スポーツ社会学)に聞いた。家への帰り方、忘れるほど W杯で、私たちはなぜ直接の知り合いというわけではなく、同じ国民というだけで共感し、熱心に応援するのか。私自身、1998年のフランス大会前ごろから、熱狂的に日本代表を応援し始めました。アジア最終予選のアラブ首長国連邦(UAE)戦で引き分けた後は、どうやって家に帰ったか記憶が残っていないほどで(笑)。 その後、東大の吉野耕作先生の講義に出会いました。「日本人論」などのナショナリズムがどのように消費されているのか、といった研究をされていました。授業の一環で、日常生活でナショナリズムを感じる場所はどこだろう、とグループで調査しました。サッカーW杯の最新情報はこちらから 私はサッカーが好きだったので、パブリックビューイングの会場に行ったり、サポーターグループの人に話を聞いたり。それ以来、探求するものとしてナショナリズムと接するようになりました。 今回、ナショナリズムが日々の中で無意識にすり込まれていく過程を、スポーツ報道を通じて分析しようと考えました。 具体的には「日本人らしい」とされるプレーについて、どのように語られてきたのかを分析しました。専門誌サッカーマガジンを81年から2014年のものまで読み込みました。「組織力」の意味、時代で変化 先行研究では、日本のスポーツ報道は「日本人は組織力に優れる」というステレオタイプを生んでいるとの指摘があります。一方、専門誌では「組織力」という表現が使われ続けているのですが、それが意味するものは時代によって変わっていました。 02年の日韓大会くらいまで…この記事は有料記事です。残り802文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人藤野隆晃スポーツ部専門・関心分野スポーツ、ジェンダー関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする







