コラム・寄稿2026年8月7日 16時00分塩谷耕吾印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする
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今夏のワールドカップ(W杯)北中米大会の盛り上がりや、日本代表監督選考への関心の高さをみると、日本でサッカー人気はすっかり定着しているように感じる。 ただ、Jリーグが主要な欧州リーグにあわせてシーズンを移行し、8月に新たな開幕を迎えることをどれだけの人が知っているだろうか。 Jリーグの調査によると、日本代表の試合は現地やテレビで観戦するが、Jリーグに興味のない人は「数百万人いる」と、マーケティング担当者は明かす。 その逆もしかりだ。佐野74億円、久保37億円…選手の「価値」決めるサイト、根拠は Jリーグのファンの中で、日本代表戦をテレビで見るなどの行動をまったく取らない人の割合は4割に上るという。 Jリーグと日本代表のファンがあまり重なっていないのが、日本サッカーの現実なのだ。 そのギャップを埋めるべく、日本協会とJリーグはW杯開幕前から共同でプロモーションを行った。 北中米大会の日本代表にJリーグ所属選手は3人だけ。だが、他の代表選手もみな日本のクラブを経て、欧州へと飛躍した。 6月、谷口彰悟や堂安律らを応援するJクラブのサポーターたちが、W杯の日本代表発表を見守る姿を描いた「街の誇りを、世界へ。」という動画を共同制作。テレビCMやSNSで流し、JリーグファンにW杯を訴求した。 大会後には「四年後は、この夏からはじまる。」と題した動画CMを流した。日本代表ファンに対し、Jリーグで代表や海外に巣立つ前の原石たちを見つけ、声援を送ってほしいというメッセージだった。多額の広告費用を使い、W杯の熱をJリーグの盛り上がりにつなげようとしている。 W杯期間中に開催したJリーグのオールスターゲームには、全国60クラブから6万人以上の観衆が集まった。サポーター同士の連帯。子どもからお年寄りまでが安全に楽しめるスタジアムの雰囲気。「欧州では難しい、Jリーグが33年間で築いた普遍的な価値」(担当者)。それが改めて表現された球宴だった。 4年に1度のお祭りに終わらせず、Jリーグが取り込みたい数百万人の「伸びしろ」に、この魅力を届けることができるか。新シーズンの成否は、そこにかかっている。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません
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