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中国の習近平(シーチンピン)国家主席が8日から9日にかけて訪朝し、北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)総書記と会談しました。両国は様々な行事を通じ、蜜月関係をアピールしました。北朝鮮最高指導者やその家族のための外貨稼ぎなどを担った朝鮮労働党39号室元幹部で、2014年に脱北し、現在は米国に住む李正浩(リジョンホ)氏は「米朝首脳会談について協議した可能性は100%だと思う」と語ります。中国が報じない「眼鏡姿の習近平」 報道の違いからみる中朝首脳会談党大会が示す「見せかけの繁栄」 北朝鮮元39号室幹部が語る表と裏 ――中国メディアは首脳会談の結果について「朝鮮半島の非核化」に触れませんでした。 多くのメディアは「北京が事実上、北朝鮮を核保有国家として認めた」と主張しました。「平壌の外交的勝利」という評価もあります。こうした評価は、中朝双方の冷徹な計算を見落とした表面的な見方だと思います。 北京が「核兵器を持つ北朝鮮」を公式に承認する可能性は全くありません。もしそうなれば、韓国や日本、台湾を巻き込む核兵器開発のドミノ現象が起きかねず、中国の安全保障を根本的に揺るがすことにつながるからです。 また、(北朝鮮の核開発を阻止しないことで)北朝鮮が今後、核技術や核物質、「ダーティーボム(放射性物質を含んだ汚い爆弾)」の原材料などをテロ組織に流すリスクを、中国は負うことになります。北朝鮮による制御不能な挑発により、米国の(核搭載可能なミサイルなどの)戦略資産が中国の目の前(北朝鮮)に届く可能性すらあります。中国が北朝鮮の核兵器を受け入れることは、時限爆弾を放置するようなものです。 非核化に言及しなかった北京の姿勢は、「寛容」ではなく「戦略的無視」です。北朝鮮を米国に対する緩衝地帯として維持するため、中国は今のところ、北朝鮮の核兵器について見て見ぬふりをしているだけです。【連載】北朝鮮の表と裏中国の習近平国家主席が7年ぶりに訪朝し、北朝鮮の金正恩総書記と会談しました。双方は蜜月ぶりをアピールしましたが、本当でしょうか。各国の調査や脱北者の証言を積み重ねると、北朝鮮が長く自称する「地上の楽園」の表と裏が浮かび上がります。最新情勢を連載でお伝えします。 ――習氏は「中国と北朝鮮の軍事分野の交流強化」も唱えました。 日米韓の合同軍事演習に対す…







