テヘランで2026年5月30日、米国のトランプ大統領とホルムズ海峡をイメージした反米壁画の前を歩く人たち。WANA提供=ロイター

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米国とイランが戦闘終結に向けた覚書に署名した。イランにとって、今回の合意はどう評価できるのか。今後はどんな課題があるのか。中東調査会の斎藤正道研究主幹(イラン政治)は特に、1979年から続くイランのイスラム政治体制にとっての意味に注目する。米イランが14項目の覚書、「敗北」したのはどっちか ポイント解説イラン攻撃なぜ起きた? 終結へ交渉の行方は? 知っておきたい要点 今回の戦闘開始からの経緯を見ると、初日に最高指導者のアリ・ハメネイ師が殺害されたにもかかわらず、イスラム政治体制が生き延びたこと、そして、ホルムズ海峡の戦略的な価値を世界に対して再確認させた観点から、イランが得たものは大きい。 覚書に書かれた内容がそのまま実現するならば、イランにとって大きな戦果と言える。精鋭部隊「イスラム革命防衛隊」などの強硬派も納得できるだろう。 ただ、これは短期的にはそう言える、ということだ。変わってしまったUAEとの関係 イランの経済は、長引く経済…