2026年5月25日、イランの首都テヘランで、トランプ米大統領とホルムズ海峡を組み合わせた反米の看板の前を通り過ぎる人たち。ウェスト・アジア・ニュース・エージェンシー提供=ロイター

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約110日間の戦闘が突きつけたのは勝敗の結果ではない。イランが「負けなかった」ことの重みだ。 「米国とイスラエルから攻撃されて、イランが持ちこたえると予想した人がどれだけいただろうか。イスラム教徒として、あれだけの力を前にして屈しなかったことには、複雑ながらも誇らしい思いがある」 イラク北部に暮らす30代の男性はそう語る。一方で、弱まりつつあると感じていた隣国イランの影響力がこれまで以上に強まるのではないか、という不安もにじませた。イラン攻撃なぜ起きた? 終結へ交渉の行方は? 知っておきたい要点生き延びたイランのイスラム政治 「重し」不在の体制を待つものとは こうした受け止めはアラブ諸国を中心とするイスラム圏で広く共有されているのではないか。超大国と互角に渡り合った地域大国イランの底力への驚きと、その威信と存在感が高まることへの警戒心。そこに、この戦闘が残した余波の大きさが表れている。親イラン勢力の拡大と警戒感 今回の戦闘は米国とイスラエ…